言わ感がわかな

ドアが開く音がした。

「お! 帰ってきたか!?」

 大地が声をかけると、外から、大きな袋をを下げた欧米系の外国人らしき男性と中学生くらいの子どもが入ってきた。

「あ! 新入部員ですか! やった! 俺も先輩だ!」

 中学生くらいの子どもが喜ぶ。声変わりもまだのようだ。

「この子は……誰かの弟さんですか?」

 随分アットホームなサークルだなと思いながら美桜が訊ねた。

「新入生のくせに生意気な! 俺は2年生だ! すでに20歳だ!」

 声変わりのしていない自分よりも背の低い男の子にれても実い。なかなか可愛らしい顔つきをしている。
 美桜は、もしかして騙されているのだろうかという気分になった。

「あーそのチビは2年の佐々木小太郎な。しかし、佐々木ときたら佐々木小次郎だろう? なんで小太郎なんだ、お前は」

 大地が言った。

「だから! 長男だからしょうがないんです!」

 小太郎が声変わりもしてないような甲高い声でキャンキャン言い返す。なんだか先輩なのに失礼ながら、子犬のようで可愛かった。

「小太郎。買い出しサンキューな。でも新入生がふたり入ってきたから、飲み物もう2本買ってきてくれないか?」
「わっかりましたー!」